pogeraです。
いきなりですが、みなさんが株式投資で重要視することは何でしょうか?
利益率、成長率、配当金、ROE、PER、マーケットシェア、事業の継続性...etc
たくさんの指標があると思います。
もちろんすべて大事です。
しかし、私はこの中でも特に配当金に重きを置いています。
株式会社とは、株主からの出資金、銀行からの借入金を使って事業活動をして、利益を出し、その利益を設備投資に使ったり、配当金として株主に還元します。
①配当を支払わずに利益をすべて設備投資に回し、さらに利益拡大を目指すこともあれば、②設備投資はせずにすべて配当金を支払う企業もあります。
①配当金を支払わず、すべて設備投資した場合
この段階では利益は、株主に還元されていません。
設備投資によって、未来の利益が拡大する可能性があり、その期待感によって株価は上がるかもしれません。
過去の活動成果の報告を先送りしているのです。
ただし、未来がどうなるかは誰にもわかりません。
設備投資の効果、来年以降の企業戦略の成否、世間の期待感、すべて不確定要素です。
②設備投資はせず、すべて配当金に支払った場合
配当金を支払った段階で、企業の利益が株主のものになります。
過去の活動成果を確定させています。
配当金という誰の目にも明らかな事実、確定要素として、株主に還元しています。
粉飾決算であったり、突然の大幅赤字転落だったり、
企業決算を注意深く確認しても、その企業が好調かどうか、100%はわかりません。
設備投資がこの先の利益にどうつながるかは、わからないんです。
まとめ
株主が卓越したリターンを生む上で、配当がなくてはならないほど重要なのは、それが信頼の印となるからだ。配当が支払われていれば、決算にまちがいがないことが投資家にもわかる。経営陣が会社は黒字だというとき、株主は、だれはばかることなくこういっていい。「金を見せてくれ!」金をみせてきた会社は、最高のリターンを達成してきた。 株式投資の未来 p157より引用
これからも私は配当にこだわって投資活動をしていきます。